新しい川内駅 特産品館と一体
2年後 九州新幹線開業に合わせ開設
平成16年春に見込まれる九州新幹線鹿児島ルートの開業に合わせて設置される新しい川内駅のデザインが決定しました。
「水景文化都市」川内を象徴する「青」を基調とし,川内らしさを随所に反映させています。
新しい川内駅は,新幹線駅舎及び在来線駅舎,東西事由通路,(仮称)川内駅観光特産品館が一体となった建物です。これまでの地上駅と異なり,線路の上空に駅舎がくる橋上駅となります。駅利用者は,東西の駅出入り口から建物に入り,エスカレーターなどで2階に上がり,東西自由通路を経て駅改札口に行くことになります。
新幹線開業により多くの人が川内を訪れることから,これまで学識経験者や市民代表などで構成する「川内駅東西自由通路景観検討委員会」においてデザインを検討してきました。さらに昨年7月から8月にかけて広報紙やホームページ,パンフレットなどを通じて市民の皆さんからいただいたさまざまなご意見を参考に検討した結果,今回公表するデザインとなりました。
デザインコンセプトは,「水景文化都市」川内を象徴する「青」を基調としたデザインとなっています。
(西口完成予想図) (東口完成予想図)
1.川内らしさ
駅西口の上部にある印象的な青のラインは,川内の象徴の色である青を採用します。またガラス面を多用することで水景のまちを表現しています。
2.大空間構造
駅舎部分は大屋根を配し,高い天井の駅舎になります。
3.ロケーション(眺望)
東西自由通路は11bの高さからの眺望を楽しめます。特に東西の端部には展望デッキを設け、寺山や清水ケ岡を望むことができます。
4.未来への展望
東西自由通路の東側には,躍動感あふれる,未来への飛躍を象徴する階段状の屋根を設置します。
5.ユニバーサルデザイン
絵文字や音声案内などすべての方が駅を利用しやすい案内設備を設置します。
観光特産品館
川内市では,平成16年春に見込まれている九州新幹線鹿児島ルートの開業に合わせ,川内駅などと一体的な建物として(仮称)川内駅観光特産品館を整備します。
川内駅観光特産品館(仮称)は,北薩摩の地域の「人」「物」「情報」の交流拠点として,駅利用者はもちろんのこと,川内市だけでなく周辺市町村の住民の皆さんにも広く利用される魅力ある施設を目指しています。
施設は大きく四つの機能を備えた鉄骨造2階建ての複合施設で,延床面積は約820平方メートルです。
物産施設(1階南側) 広域の特産品や生鮮(加工)食品などを扱います。
飲食施設(1階北側) 郷土料理やファーストフードの店舗などを想定しています。
情報関連コーナー(2階南側) 高速インターネット施設などを予定しています。
観光案内施設(2階中央) 広域的な観点からも情報提供を行う予定です。そのほか,住民票や印鑑証明などの自動交付機の設置や金融機関のATMの設置も計画しています。なお,施設は原則として各施設運営者へのテナント貸しとし,施設設置条例を制定した後,テナント募集を行うことにしています。
広報せんだい 2002/6月号(bU23)から